中国人、日本の森林を相次いで買収

まずは知ることがとても大切だと思います。

知ったうえで、
それをどのように判断し、どのように行動するかと、
次につながると思います。

このブログではみなさんに知って欲しい社会のニュースも載せています。

わたしたちの間では以前から危惧していることですが、
ニュースになっていましたのでご紹介します。

日本は、資源のない国だとみなさん思っていらっしゃるようですが、
実は、森林と水に恵まれた資源国です。

そして、森林や水は、一度失うと、
簡単には元に戻らない貴重な資源です。


==以下、記事です。=====================

なぜ人気? 中国人、日本の森林を相次いで買収

MONEYzine 12月12日(日)14時40分配信

 外国人が日本の森林の買収を進めている。この数年、日本の森林の価格は下落を続けており、今が底値と判断した海外投資家が購入するケースが多い。また、水源として利用しようと考える海外企業もあるようだ。

 世界の水の需要状況では、先進国では健康や美容などへの関心の高まりから、良質な水へのニーズが旺盛になりつつある。一方で、発展途上国では人口増加や経済発展によって、生活用水が不足する事態が起きている。

 経済産業省が発表した2008年度の通商白書によると、安全な水の供給を欠いている人口は、世界で11億人とされ、安全な水が無いために、毎日4500人以上の児童が亡くなっているという。水不足は今後更に深刻化するとみられており、2025年には世界で55億人の人間が水不足に陥ると予想されている。

 日本の森林を買収する外国人の中でも、特に中国人の動きが目立っている。中国には長江や黄河などの大河があり、豊富な水を有する国のイメージがある。しかし、中国の年間平均降水量はおよそ660ミリで、1700ミリ近い日本の半分にも満たない。さらに、長江や黄河にはそれにつながる支流が少ないため、大地に水が行き渡りにくいといった欠点もある。そのため、慢性的に水不足の問題を抱えている。また、中国の国土は平地が多いため、河川の水の流れが遅く、汚れた水が滞留しやすい。河川の汚染が進む中国では、汚染が水不足に拍車をかけているといっていい。中国人が日本の森林の買収に動く背景には、こうした事情がある。

 日本は資源のない国だといわれているが、実は森林と水に恵まれた有数の資源国である。そのことに気付いた外国人は、今後も日本の森林の買収を続けるとみられている。

 これに対し林野庁は都道府県にヒアリングを開始し、情報収集に努めているという。しかし、それだけでは買収を止めることはできない。諸外国のように、外国人や外国法人の土地所有について地域を限定したり、事前許可制をとるなどの制限を設ける必要性がありそうだ。


(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101212-00000002-sh_mon-bus_all


葉の形を決める仕組み新発見! 京都大生命科学研究科の小山知嗣助教たちのグループ

葉っぱのカタチ

いろいろあって、とってもおもしろい

いろいろあって、いくつ見てもあきない


葉っぱのカタチ

それぞれ違ってて、それがとっても愛しい


植物が共通して持っているTCPっていう遺伝子群が
葉の滑らかな形をつくる働きと、
茎の先端部にあって葉を作り出すためのシュートメリステムっていう
組織の形成を阻害する働きの、
2つの役割を持つことが分かったんだって


葉っぱのカタチ

科学的に解明されて、それもまたおもしろい


以下、Yahooニュース================

植物の葉の形、自在に制御 京大助教ら遺伝子解明
京都新聞 12月1日(水)14時59分配信
 
(左から)通常のシロイヌナズナの葉、働かなくさせたTCP遺伝子の種類が三つの葉、四つの葉、五つの葉、七つの葉(小山知嗣助教提供)
 植物が葉の形を決める仕組みの一端を、京都大生命科学研究科の小山知嗣助教たちのグループが明らかにした。
複数ある「縮れ」遺伝子が、葉を縮れさせたり、葉の縁を滑らかにするのを制御していた。米科学誌「プラント・セル」に1日発表した。
 植物にはさまざまな葉の形があるが、それらがどのように決められているのかは、よく分かっていない。
 小山助教たちは、植物の成長などにかかわるとされる「TCP遺伝子グループ」の機能をシロイヌナズナで調べた。
グループには24種類の遺伝子があるが、働かないようにした種類数に比例して、縮れ度合いが増した。
逆に働きを強めると、葉の形が滑らかになってギザギザした部分がなくなり、強め過ぎると、葉を作り出す細胞がうまく形成されずに生育が悪くなった。
 小山助教は「葉と同じ方法で、花の形を変えることもできることを確認しており、園芸植物の形態を変えるのに応用できる」と話している。

最終更新:12月1日(水)14時59分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101201-00000017-kyt-l26

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葉の形を決める仕組みの新たな発見 〜平らな葉をちぢれ葉にしてわかったこと〜

京都大学 (研究 ニュース 2010年12月1日)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2010/101201_1.htm

京都大学 大学院生命科学研究科
http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/j/

米国誌「Plant Cell」のオンライン速報版
http://dx.doi.org/10.1105/tpc.110.075598


「めだかの学校」も学級崩壊? 「日本人の遺産」喪失の危機

「めだかの学校は川の中〜♪」

のんびりとした風景や、
草木の匂い、川のせせらぎが聞こえてくるような唄

後世に伝えていきたいですね。

この「めだか」は絶滅危惧種です。

ひとつの種が絶滅の危機にあるということは、
その命がつながっている、
他の種も絶滅の危機にさらされていることになります。

また、身近な生きものがいなくなると言うことは、
日本人の原風景 = 日本人の心にも大きな影響を及ぼします。

小澤祥司さんの
「小川で遊ぶ子供たちも“絶滅危惧(きぐ)種”の一つ」と
皮肉を込めた言葉にも
説得力があります。

まずは、身近な自然とふれあい・遊びながら
生きものを見ること
それも、親子や友だち同士で一緒に
見て知ることが大切だと思います。

以下、記事です---------------------------------

「めだかの学校」も学級崩壊? 「日本人の遺産」喪失の危機
産経新聞 11月17日(水)7時56分配信


「めだかの学校」は学級崩壊寸前? 野生メダカの生息が危機的な状況にある。田んぼや小川に生息するメダカが完全に姿を消す日が到来するかもしれないという。「コメの作況指数の目安になった」というメダカの生息環境の喪失は、日本人の精神文化の危機である。小さなメダカも「生物多様性」の一員ととらえる専門家もいる。(日出間和貴)

【写真をみる】メダカが泳ぎ、スイカも栽培…名古屋のオフィスビル

 昭和26年、ラジオ番組で発表された童謡「めだかの学校」。舞台となったのは神奈川県小田原市で、作詞した童話作家の茶木(ちゃき)滋さんは息子と近所のメダカを観察。そのときのあどけない会話が歌のモチーフになったとされる。

 ◆減少のデータもなく

 高度経済成長の波にさらされる中、茶木親子が見た「小田原メダカ」の生息は限られた地域に狭められていった。市では平成21年度に「酒匂(さかわ)川水系のメダカ」と名称変更し、その流域で保護活動に取り組んでいる。

 かつてメダカは青森を北限とする本州から沖縄まで分布していた。

 しかし、護岸工事や農薬散布、外来種の放流などの影響で減少の一途をたどった。環境省「日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」(レッドリスト)にメダカは記載されているが、生息数に関する全国規模の調査はない。どれだけ減少したのかは感覚的にとらえられているだけで、数量的に把握できるデータはない。

 『メダカが消える日』(岩波書店、1680円)の著者で、環境ジャーナリストの小澤祥司さんは「メダカはかつて地域の水系全体に広がり、面的に生息していた。同じメダカでも遺伝的にタイプが異なるため、地域個体群が持つ遺伝子のプールが失われることは、地域の自然や伝統的な人の営みに結びついた、いわば『遺産』を失うことだ」と指摘する。

 ◆難しい野生種保護

 写真家の小林道信さんは、田んぼや用水路から姿を消しつつあるメダカの復活を訴える一人だ。メダカは自宅の水槽でも簡単に飼育できるが、田んぼのメダカとは遺伝子組成が異なる。小林さんは「観賞用メダカは金魚同様、飼って楽しむために繁殖された個体。野生メダカに比べて弱く、飼育環境を徐々に悪化させると、観賞用のメダカ、野生メダカの順で死んでいく」と話す。両者は一見、同じように見えるため、野生メダカの保護の重要性がなかなか理解されないという。

 メダカが好む流れの緩やかな「止水域(しすいいき)」は、日本の農村にごく普通にあった自然環境である。かつてメダカがいなくなる年は飢饉(ききん)の年になるといわれた。日本人の暮らしを再考するうえで、水田を取り巻く環境を看過することはできない。

 小澤さんは「レッドリストに記載される淡水魚には水田とその周辺に生息・産卵するものが多くいる。メダカはその象徴。その陰には多くの生き物の減少や消失がある。小川で遊ぶ子供たちも“絶滅危惧(きぐ)種”の一つ」と皮肉を込めた。

 ■大切な「遺伝子の地域固有性の維持」

 生き物が地域ごとに異なる遺伝子を持つことを「地域固有性」といい、集団の中で独自の進化を遂げてきた。

 国立環境研究所の五箇公一(ごか・こういち)主席研究員は近著『クワガタムシが語る生物多様性』(集英社、1365円)で「遺伝子の地域固有性の維持」を唱え、「遠い国のパンダやアフリカゾウのことを心配するのも大事だが、それ以上にまずは自分の身の回りの生き物のことを知ることが大切だ」と訴えている。


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