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今日のテーマは「干潟はいのちのゆりかご」です。「ふくるる森のようちえん」

今日のテーマは「干潟はいのちのゆりかご」です。

 

潮の満ち引きによってさまざまに姿を変える干潟は、

小さな生き物たちの宝庫です。

 

岸辺から広がる砂地や砂泥地、泥地は、

満潮のときは海水に覆われていますが、

潮が引くにつれてカニや巻貝などが巣穴から出てくるので、

観察のチャンスです。

 

子どもたちは、何を発見するでしょうか? 

 

江戸川河口の干潟.jpg

 

千葉県の江戸川放水路河口の干潟。

干潮時には、かなり沖合まで泥地が広がります。

 

 

冒険のスタート.jpg

 

さあ、冒険のスタートです。

 

干潟に降りた子どもたちは、目の前をせわしなく動き回る、たくさんのカニを見てびっくり。

興奮のあまり、しばらく動けませんでした。

 

「潮が満ちてくるから、早く干潟に入ろう」という声でわれに帰った子どもたち、

歩きなれない泥に足を取られながら、お母さんに手を引かれ、次々に干潟に足を踏み入れます。

 

大丈夫でしょうか?

 

 

夢中で泥の中へ.jpg

 

いえいえ、心配ありません。カニや貝が見つかり始めると、もう夢中。

どんどん泥の中に入っていきました。

干潟の生き物は、砂や泥の中、石の周りや石の下、

潮だまりなどで多く見つかります。 

 

 

逃げ出すカニ.jpg

 

あわてて逃げ出すカニを見つけました。

動きがすばやいカニに目を取られるところですが、

手前の砂ダンゴの方が気になった子もいました。

砂遊びが大好きな子なのでしょうか。

 

取ってきた生き物を、カニ、貝類、海藻の3種類に分けました。

 

 

3種類に仕分け.jpg

 

カニ、貝、海藻の3つ.jpg

 

カニは動きがすばやくて、すぐにバットから逃げ出すので、子どもも大人も大忙し。

カニの一番人気は、長い眼が特徴のヤマトオサガニです。

 

最初は「カニさんにさわれるかな、カニはどうやって持つの?」と

心配していた子どもたちも、もうすっかりカニにさわれるようになりました。

 

  

学習 干潟の生き物.jpg

 

干潟には、どんな生き物がいるのかを学びます。

また、微生物から鳥類まで、いろんな生き物が

「食べる食べられる」という関係で

大きな命のつながりを作っていることをお話ししました。 

 

 

学習 カニの住む場所.jpg

 

さがす場所によって見つかるカニが異なることを学んでから、

取ってきたカニをルーペで観察します。

 

 

ルーペで観察.jpg

 

クローズアップで見るハサミの形や甲羅の模様に、子どもたちは興味津々、

なかなかルーペを手放しませんでした。

 

 

次は、ヨシの茂みの前に広がる泥地の生き物を探します。

 

ヨシの茂みの前.jpg

 

シオマネキ.jpg

 

近づくにつれて、たくさんの小さな白いものが動いているのが見えました。

チゴガニです。

 

白いハサミをいっせいに上下させるようすは、

チゴガニがみんなでダンスをしているよう。

 

 

ここでは、段ボールをボディボードにして、腹ばいになって観察しました。

 

カニと同じ低い視線から見ると、

上から見ていては分からないチゴガニの青いお腹も見ることができて、

子どもたちは大喜び。

初めて体験する干潟の匂いも気に入ったようでした。

 

段ボールに乗って−2.jpg

  

 

砂ダンゴを発見.jpg

 

盛り上がった砂ダンゴを発見。この下はどうなっているの? 

みんなが自分の考えを言い合います。

 

 

穴の深さを測る.jpg

 

下には穴があることに気づくと、

そばにあった木の棒で穴の深さを測り始めました。

 

子どもたちの好奇心と遊びの知恵には、いつも驚かされます。

 

 

干潟の大きな役割りのひとつに、水をきれいにする「浄化作用」があります。

 

これは、カニやゴカイ、イソギンチャク、二枚貝などが

水や泥の中の有機物などをエサとして取り込んでいるからです。

 

この浄化作用は、二枚貝を使って実験することができます。

今回も、当日に干潟で取った二枚貝を使って実験してみました。

 

浄化実験 スタート.jpg

 

浄化実験 結果.jpg

 

二つのペットボトルに同じ濁った海水を入れ、

右のペットボトルには二枚貝を数個、入れました。(上の写真)

子どもたちは何が起きるか分からず、不思議そうな顔をしています。

 

そのまま静かに置いたまま、一時間ほど経って比べてみると、

水のにごり具合に大きな違いが生まれました。(下の写真)

 

小さな貝が持っている大きな力に、子どもたちはもちろん、

お母さんたちもとっても驚いていました。

 

 

観察会が終わったあとは、すぐそばにある緑地でオニごっこです。

 

オニごっこ.jpg

 

一面を柔らかなシロツメクサが覆っているので、転んだって大丈夫! 

休む間もなく歓声を上げて走り回り、いい汗をかきました。

 

今回が初参加のお子さんも、一緒に活動するうちにすっかり打ち解けて、

もう楽しい仲間のひとりです。

 

 

泥の中から小さな命を発見し、初めてのお子さんも勇気を出して触り、

よーく観察することで、干潟の生き物への好奇心がどんどん高まって、

「次も干潟に来たい!」と、子どもたちは干潟の魅力のとりこになったようです。

 

 

なお、当日は風邪のために参加できなくなったお子さんが何人かいらっしゃいました。

夏は猛烈に暑い屋外と冷房が効いた電車や建物の中などで温度差が激しいため、

体調を崩すことが多くなります。

みなさん、自然の中で元気に遊べるように、体調管理に気をつけてくださいね。


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