里山で いきいきと生きづく 小さな命たち

生きものとであう時間
ワクワクする時間


校舎に遊びにきたカマキリ
とっても淡い黄緑色
かわいい顔
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クモのアミはアートですが
クモの姿そのものもアート
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近づいて見てみると
そこに、薄ピンクと濃オレンジのコントラスト
変換 〜 DSC_1160.jpg
もっと近づいて見ると
チョウチョの素敵な翅の模様におどろかされます。
ぜひ、みなさん、自分で発見してみてくださいね。


生きものたちを、よお〜く観察していみると、
素敵な色、素敵なカタチにびっくり

森の学校の校舎がある里山では、
さまざまな小さな命たちが
いきいきと生きづいています。

「めだかの学校」も学級崩壊? 「日本人の遺産」喪失の危機

「めだかの学校は川の中〜♪」

のんびりとした風景や、
草木の匂い、川のせせらぎが聞こえてくるような唄

後世に伝えていきたいですね。

この「めだか」は絶滅危惧種です。

ひとつの種が絶滅の危機にあるということは、
その命がつながっている、
他の種も絶滅の危機にさらされていることになります。

また、身近な生きものがいなくなると言うことは、
日本人の原風景 = 日本人の心にも大きな影響を及ぼします。

小澤祥司さんの
「小川で遊ぶ子供たちも“絶滅危惧(きぐ)種”の一つ」と
皮肉を込めた言葉にも
説得力があります。

まずは、身近な自然とふれあい・遊びながら
生きものを見ること
それも、親子や友だち同士で一緒に
見て知ることが大切だと思います。

以下、記事です---------------------------------

「めだかの学校」も学級崩壊? 「日本人の遺産」喪失の危機
産経新聞 11月17日(水)7時56分配信


「めだかの学校」は学級崩壊寸前? 野生メダカの生息が危機的な状況にある。田んぼや小川に生息するメダカが完全に姿を消す日が到来するかもしれないという。「コメの作況指数の目安になった」というメダカの生息環境の喪失は、日本人の精神文化の危機である。小さなメダカも「生物多様性」の一員ととらえる専門家もいる。(日出間和貴)

【写真をみる】メダカが泳ぎ、スイカも栽培…名古屋のオフィスビル

 昭和26年、ラジオ番組で発表された童謡「めだかの学校」。舞台となったのは神奈川県小田原市で、作詞した童話作家の茶木(ちゃき)滋さんは息子と近所のメダカを観察。そのときのあどけない会話が歌のモチーフになったとされる。

 ◆減少のデータもなく

 高度経済成長の波にさらされる中、茶木親子が見た「小田原メダカ」の生息は限られた地域に狭められていった。市では平成21年度に「酒匂(さかわ)川水系のメダカ」と名称変更し、その流域で保護活動に取り組んでいる。

 かつてメダカは青森を北限とする本州から沖縄まで分布していた。

 しかし、護岸工事や農薬散布、外来種の放流などの影響で減少の一途をたどった。環境省「日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」(レッドリスト)にメダカは記載されているが、生息数に関する全国規模の調査はない。どれだけ減少したのかは感覚的にとらえられているだけで、数量的に把握できるデータはない。

 『メダカが消える日』(岩波書店、1680円)の著者で、環境ジャーナリストの小澤祥司さんは「メダカはかつて地域の水系全体に広がり、面的に生息していた。同じメダカでも遺伝的にタイプが異なるため、地域個体群が持つ遺伝子のプールが失われることは、地域の自然や伝統的な人の営みに結びついた、いわば『遺産』を失うことだ」と指摘する。

 ◆難しい野生種保護

 写真家の小林道信さんは、田んぼや用水路から姿を消しつつあるメダカの復活を訴える一人だ。メダカは自宅の水槽でも簡単に飼育できるが、田んぼのメダカとは遺伝子組成が異なる。小林さんは「観賞用メダカは金魚同様、飼って楽しむために繁殖された個体。野生メダカに比べて弱く、飼育環境を徐々に悪化させると、観賞用のメダカ、野生メダカの順で死んでいく」と話す。両者は一見、同じように見えるため、野生メダカの保護の重要性がなかなか理解されないという。

 メダカが好む流れの緩やかな「止水域(しすいいき)」は、日本の農村にごく普通にあった自然環境である。かつてメダカがいなくなる年は飢饉(ききん)の年になるといわれた。日本人の暮らしを再考するうえで、水田を取り巻く環境を看過することはできない。

 小澤さんは「レッドリストに記載される淡水魚には水田とその周辺に生息・産卵するものが多くいる。メダカはその象徴。その陰には多くの生き物の減少や消失がある。小川で遊ぶ子供たちも“絶滅危惧(きぐ)種”の一つ」と皮肉を込めた。

 ■大切な「遺伝子の地域固有性の維持」

 生き物が地域ごとに異なる遺伝子を持つことを「地域固有性」といい、集団の中で独自の進化を遂げてきた。

 国立環境研究所の五箇公一(ごか・こういち)主席研究員は近著『クワガタムシが語る生物多様性』(集英社、1365円)で「遺伝子の地域固有性の維持」を唱え、「遠い国のパンダやアフリカゾウのことを心配するのも大事だが、それ以上にまずは自分の身の回りの生き物のことを知ることが大切だ」と訴えている。


「籾(モミ)」から「お米」に 〜森の学校 籾すり・精米編(その2)〜

 
森の学校の校庭で充分に陽光を浴びた籾を
袋に詰めて運びます。



和地さんのお宅の庭先にお邪魔しました。
籾すり・精米はこの機械で行います。



お米が勢いよく機械の口から飛び出してきて・・
ざざざ〜っ・・ と手に当たる感触は最高です!



籾すり・精米のあとにはたくさんの籾がらが。

11月5日のブログでお伝えしたように、
すべて堆肥の原料として利用しました。
お米作りの過程は、本当にきれいに循環しているんですね。



こちらは籾すりが終わった古代黒米。



お米にもいろいろな表情があるんだな・・ と思いました。
透きとおって本当にキレイです。

「豊かな恵みに感謝・・」
心からそんな気持ちになった一日でした。

「籾(モミ)」から「お米」に 〜森の学校 籾すり・精米編(その1)〜


朝まだ早い森の学校・・

和地さんが、荷物運搬用一輪車(通称:ねこぐるま)に
”こも” を満載してやって来ました。

森の学校・谷津田での”田んぼの教室 2010” でのお米作りも、
今日の作業でいよいよ大詰め。
籾すり〜精米 を残すだけとなりました。

まずは籾をよく乾燥させます。

地面から上がってくる水分を吸収する為に、
校庭に ”こも” を敷きつめ、さらにその上に
ビニールシートを敷いて、籾を拡げていきます。



全ての籾に満遍なく日の光が当たるように拡げていきます。

こういった作業のひとつひとつを見ていると、
「丁寧さ」と「効率」が両立している和地さんの仕事振りに
本当にすごいな、と感心させられます。



籾を拡げていくこの手つきが、
早くて、正確で、丁寧で、とても優しい。

和地さんはこうやって、ずっとお米づくりをやってこられたんですね・・



この日は最高の「籾乾燥日和」。
たっぷりと陽光を浴びて、乾燥が進みます。




次回 「籾すり・精米編(その2)」 をお楽しみに!

食と農の循環をつなぐ堆肥づくりへの挑戦!(その2)

試作その2です。

野菜の生ゴミを、
熟成させてきた校庭の「落ち葉堆肥」に混ぜ込みます。

「落ち葉堆肥」の容積は既に、8分の1程になっています。
なんとまありっぱになって・・・
がんばって何度も切り返し水分管理をした甲斐があったと感激の涙が

これに、いろいろな原料を加えて、更に上質の堆肥を目指します。


元堆肥
学校校庭の「落ち葉堆肥」です。

追加原料1
もんじゃのお店からでた「野菜の生ゴミ」です。


追加原料2
森の学校の谷津田で取れた稲を脱穀したときに出来た細かい「稲ワラ」です。
2週間ほど雨にさらしていました。

追加原料3
森の学校で育てたお米を精米したときに出た「米ヌカ」です。

追加原料4
森の学校で育てたお米を籾摺りしたときに出た「籾ガラ」です。

追加原料5
森の学校農園で収穫したサツマイモの「イモヅルやイモの葉っぱ」。
細かく切って加えました。


さぁ、堆肥づくりの始まりです!

堆肥づくりは地元の農家・和地さんが指導して下さいます。

堆肥づくりの基本は、サンドウィッチ
う〜ん、何層にもなったデコレーションケーキ こっちの方がピッタリ



(その1) まずは、すっかり体積が少なくなった堆肥を片側に四角く積み重ねます。
これが、土台です。



(その2) そして、その中に野菜の生ゴミを混ぜ込みます。
微生物の海の中に沈み込ませるって訳です。

(その3) その上に、米ヌカをきれいに均等に重ねます。
まるで、スポンジケーキに生クリームを塗っているようです。
和地さんの手が、パレットナイフのよう

(その4) その次は、稲ワラの出番です。
自分のベットをつくるように、丁寧に丁寧に重ねます。



(その5) そうして重ねた稲ワラの上に、たっぷりと水をかけます。




(その6) 最後に、しっかりと足で踏み固めます。

この繰り返しです。

途中で、「イモヅルやイモの葉っぱ」も加えました。

最後にケーキのデコレーションのように「籾ガラ」で覆いました。


堆肥の原料は、全て森の学校から出たものと、
もんじゃのお店から出た生ゴミ。
森の学校内の循環システムへの挑戦でもあります。

籾すり・精米作業で出た籾ガラや米ヌカを混ぜ込んで堆肥にします。
お米作りは、「無駄」が無い循環型のシステムですね。


さて、その落ち葉堆肥の中には・・・


起こしてしまってゴメンナサイ。
作業が終わるまでしばらく辛抱してね・・

丸々と太ったカブトムシの幼虫です。長さは8センチ近くあります。
堆肥の中で寝ていたところを起こしてしまいました。

カブトムシの幼虫が20匹以上いました。
その他、無数の生きものが堆肥の中にいます。
生きものたちの力を借りて、これからも堆肥の熟成が進んでいきます。



ひと通りの作業が終わりました。
和地さんがとても丁寧に作業をしていたのが印象に残りました。

熟成が進んで、良い堆肥になるのが楽しみです。

(つづく)

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