鳥や小動物が暮らしていたそうです。
植物には、人がその手を入れるのを止めてしまうと、どこからともなくやってきて、瞬く間に根付き、そこは植物の世界になるのですね。
こうした場所では、植物たちは自由にその環境に合わせて生きていくのです。
また、少し歩いていくと広い道に出ました。
人の屋敷の中で育てられる植物は自由ではなく、
人の趣味などによって枝なども木の自由にならないようです。
しかし、別の意味では、肥料をもらい、虫がくれば虫を取り除いてもらったりと
安心して人間の庇護のもとで生きているとも言えるのですね。
さあ、どちらを植物たちは喜んでいるのでしょうか。
もし、感情を持ち言葉を話せるのなら聞いてみたいものです。
住宅の中の道端にも、いろいろな植物が太陽の恵みを受けて、寒い冬でも元気に暮らしています。
ホトケノザも、少しでも他の強敵となる植物のいない間に、太陽の光を浴びようとしてアスファルトの割れ目で花を咲かせる準備をしています。
このような野草はとても健気です。
なんだか愛おしささえ感じてしまうのです。
こうした気分を味わえるのも、自然の少ない都会の中での小さな自然を見つけていく楽しさのひとつだと思います。
これも冬の風物誌のひとつですね。
庭師の方々が松の木の剪定をしています。
さて、これは何でしょう。
テレビにも取り上げられたこともある排水溝です。
今から7〜8年程前、ここにホンドタヌキの母子がしばらく棲んでいたそうです。
子ダヌキは4匹いたそうです。
夜行性の為、夜中になって電車が通らなくなった時間帯に線路に沿って移動していたそうです。
その時、突然産気づいたのでしょうか、この人通りの多い踏み切りの排水溝で産みおとしたそうです。
〜さんぽはつづきます〜