ハックルベリーの夏休み その8(卒業式)

ついに、子供たちは無事に卒業式をむかえました。
 
ひとりひとり卒業証書を手渡し、スタッフからひとことずつ子どもに

メッセージを送り、2日間のプログラムを終了しました。





子どもたちの感性と成長には、森の学校のスタッフも驚きの連続でした。

2日間の短い期間でしたが、場所と機会(プログラム)があれば、

子どもたちは、すぐに自分の中の自然が目覚め、

自然の不思議に感動する感性が鋭くなります。

子どもの興味を刺激すると、積極的に行動しその行動の中で仲間との

協力関係が形成されていきました。

そして、自己達成と自己充実を得た子どもたちは、

“自然と人とのつながり”が一番心に残ったようです。

今回の野外体験活動を通して、

子どもたちへこのような体験の効果、必要性を強く感じました。


 

                            〜 おわり〜


ハックルベリーの夏休み その7(ふりかえり)

最後に、ふりかえりをします。
 
感動が新鮮なうちに、短い時間に、

一生懸命1枚の紙の中に思い出と喜びと感動に詰め込んでいきます。





この2日間の感動を入学式のときからひとつずつ書いていく子どもや、

一番印象的だったプログラムに絞って書く子ども、

感動がぎゅっと詰まった木造
校舎の絵を描く子どももいます。

書き込んだ後、輪になって、全員がひとことずつ感想や思いを伝え合い、感動を共有します。

 

一番多かったのは、友達ができたこと、川アソビ。

そして、女の子はおやきづくり、


男の子はテントで寝たことや温泉も印象強かったようです。




みんなそれ
ぞれの感動と思い出があります。

この感動を忘れずに持ち続けていて欲しいものです。

ふりかえりが終わったら、卒業式です。   〜つづく〜

                                

ハックルベリーの夏休み その6(おやきパーティー)

いかだたいけんが終わった次は、おやきパーティーです。

おやきとは、やきもちとも言われる地元の伝統料理です。

講師として来てくださった地元の女性の方々にとって

子どもの頃おやきはお菓子代わりで、いまはお孫さんに大人気だそうです。

 
「これからなにを始めるんだろう?」

さっきまでのいかだたいけんとはまた違うプログラムに期待が膨らみます。

子どもたちは、丁寧に手を洗って食堂の中へ。


講師の方が、「冷やご飯に小麦粉と味噌を入れてこねます」と説明すると、

班の5人全員が1つのボウルに手を入れ、夢中になってこねていきます。

見本を見せて「味がかたよらないようによく混ぜるんだよ」とアドバイスが入ると、

一層力を入れて混ぜていきます。

 



成形するときも、「これでいいですか?」とたずねながら、

みんな楽しそうに丁寧にひとつひとつつくっていきます。




形をつくったら、お湯で一度茹でます。

森の学校のスタッフと講師が茹でている間も、鍋を取り囲み、

興味津々で中を覗きこんでいます。



「よく覚えて、お母さんにおやつに作ってもらうんだよ」と声をかけると、

「うん!!」とニコニコしながらうなづきます。


茹でた後、フライパンで焼いて出来上がり。




出来上がったおやきは空腹と自分たちで作ったという感動が合わさって、

「美味しい、美味しい」の大合唱。
 
「何もつけないで自然の味噌の味を楽しむ派」と、

「砂糖醤油で甘じょっぱくいただく派」が半々くらいの人気でした。




そして、パーティーのあとは、ついに最後のプログラムです。 

                                     〜つづく〜

ハックルベリーの夏休み その5(いかだたいけん)

いよいよ、いかだたいけんです。

男女ペアで乗るという提案に、はじめは多くのブーイングが飛びます。

けれど、実際乗ってみると、不安定ないかだの上で、一緒に呼吸を合わせて、

協力して必死にバランスをとっていきます。





「こわい・・・」と言っていた子どもも、降りる頃には、「楽しかったー!!」

「もう1回やりたい!」という声があがります。

ともに興奮を共有した男の子も女の子も、いつの間にか話をするようになり、

お互いの距離がグッと縮まったようです。

先に凱旋した子どもがこれから乗る仲間に、「超楽しかった!」、

「バランス取るのが難しい!」、「こうすれば簡単だよ!」と

コツなどを教えていきます。

転覆した子どもも、なんどもチャレンジしていかだを乗りこなし、

全員ゴールにたどり着きました。





 
いかだたいけんが終わった後も、川の浅いところで流れに身を任せて遊んでいます。

全員が夢中になって何度も何度も流されていて、

スタッフが「もう帰っておやき(次のプログラム)を作るよ!」と声をかけても、

「じゃあもう1回だけ!」と名残惜しがる子どもたち。

すっかり川アソビの虜になっていました。





「こんなのはじめて」という頑張った後の達成感と興奮で、

見違えるようにいきいきしている子どもたち。

里山の開放感ある青空の下で風を感じながら、

川の水の流れと心地良さを満喫した子どもたちは、

自分の中の自然が目覚めたようです。


                                〜つづく〜

ハックルベリーの夏休み その4(いかだたいけん)

今日は、1日目につくった、いかだに乗ります!

前日と打って変わって青空が広がっています。




川に入る時、ズボンの裾が濡れるのを嫌がっていた子どもに、

「裾をおろせば怪我をしないのでビショビショになってもいいんだよ」と

森の学校のスタッフが声をかけると、「そうなんだ」と、

気持ちが開放されようで、川の水の気持ち良さに顔をほころばせます。 



手の水鉄砲が得意な子ども、石の水切りが上手な子ども。

コツを教わり挑戦し、「やっぱり下手だー」いう子どもの声も聞こえてきて、

子どもたち同士で盛り上がっています。 

                   
〜つづく〜

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