森の学校の畑でサツマイモの収穫

森の学校の校舎のすぐ真裏にある畑。

そこで夏に植えたサツマイモの収穫です。

夏に植えた苗にどんなに大きなサツマイモができているのか

想像を膨らませながら掘っていきます。



最初は話をしながらやっていましたが、

次第に口数が減り、気がついたらみんなだまって

黙々と手だけを動かしています。




サツマイモが途中で折れないように丁寧に掘り上げます。




手を止めて土をじっと見てみると

小さな虫があちこちで動いているのが見えてきます。

このふわふわの土にはこうした小さな生きものたちが作ってくれた栄養分が

たくさん詰まっているのだろうなと思います。

命がいっぱいのこの畑でこれからどんなものをどうやって育てていくか、

またそれはどんなに美味しいだろうかと想像すると心が躍ってきます。


〜おわり〜

(あっちゃん 記)


森の学校 田んぼの教室 その2 籾すり

籾すり機を使って籾がらを取り除いていきます。

籾すりは森の学校の近くにお住まいの

農家の田角さんに教えていただきます。



こぼさないよう丁寧に機械に入れると、

これもまたアッという間に籾の固い部分が外された黒米が

パラパラと出てきます。




籾の固い部分が外れると一気に“お米”という感じがしてきます。




田角さんに秤の使い方も教えていただきます。

初めて目にする手動式の秤にみんな興味津々です。

測ってみると今年の収量は全部で約54キログラムもありました。

脱こく・籾すりまでを終え、いつもは当たり前に食べているお米が

とても尊いものに見えてきます。

今までの様々な工程を経て、またそれぞれの場面に

たくさんの人が関わることで出来あがるのです。

田んぼから、わたしたちの食卓へ届けられてくるまでの、

人々の手間のかかる仕事を実感することができました。

那珂川町の豊かな自然の恵みや人々の思いがいっぱいに詰まった黒米。

どんな味がするのか楽しみです。

〜おわり〜

(あっちゃん 記)


森の学校 田んぼの教室 その1 古代米(黒米)の脱こく

11月4日(日)、はざにかけて、充分に乾燥したイネを脱こくしていきます。

週明けから天気があまり良くなくなるとのことだったので

せっかく天日干しで乾燥したイネが湿気ないように

天気の良いうちに脱こくをします。



▲和地さんがはざかけにしてくれています。

(写真は「ハックルベリーの秋休み」の時のものです)

丸太の“はざ”(※)はもう何十年も使われていて風格さえ感じます。

※はざ:地域によっては様々な呼び名があり、

地元では“はって”と言います。




農家の和地さんに教えていただきながらイネを脱こくしていきます。

バリバリと音をたてる脱穀機に圧倒されながらも作業を進めます。




脱穀機にかけられたイネの穂はあっという間に

籾と稲ワラに分けられていきます。

袋には脱こくされた籾がどんどんたまっていきます。





下に落ちた小さな稲穂も集めて、一粒残らず機械にかけていきます。

機械の隅に貯まったわずかな籾も一粒一粒丁寧に集めて袋に入れていきます。

そんな和地さんの姿からは

お米作りに対する優しくて真剣な気持ちが伝わってきます。



籾ガラを手でむいてみると黒米の文字通り黒いお米が姿を現しました。



黒色のアントシアニン系の色素を主に含んでいるのはお米を包む皮だけなので

爪で削ってみると白く透き通ったお米が顔を出します。

だから黒米は精米しないで玄米のまま食べるのですね。






脱こくが終わったあと周りをきれいに掃除して稲ワラをまとめます。

この稲ワラは前回お世話になった牛を飼っている農家の方に

差し上げる予定です。





稲クズは堆肥にして校舎裏の畑で使う予定です。

 

次は、籾すりです。 


〜つづく〜

(あっちゃん 記)


ロハスフェスタ2012 その4 ネイチャーツアー

ネイチャーツアーでは、自然かんさつガイドの講師の方と一緒に

公園の秋の自然を体感していきます。



ケヤキの木の幹がどのくらい太いか、手をつないではかってみよう!



よーく見ると、いろいろな形の、いろいろな色の葉っぱがあります。

森の学校では、自然が先生です。

自然そのものから、自然の不思議をどうしたら感じ取ることができるのかを

手伝ってくれるのが自然ガイドの役割です。

約1時間のツアーですが“自然のフシギの世界”に引き込まれて、

あっという間に過ぎていきます。

参加された親子は近隣にお住まいの方が多く、

光が丘公園は馴染みのある場所です。

今回のネイチャーツアーでは「知らなかった」「見落としていた」

という言葉をよく耳にしました。

森の学校のネイチャーツアーをきっかけに、自然を観る目が変わり、

家族で自然の面白さ、不思議さを感じていただけたら嬉しいですね。


                             〜おわり〜
                         (ちと&あっちゃん 記)


ロハスフェスタ2012 その3 ネイチャースクール

「いのちをつなぐ種子(たね)のふしぎ」をテーマに

「森の学校ネイチャースクール」を行ないます。



どんな授業がはじまるのかな?

 

ドングリとクルミの実。

どちらも木の実でリスの大好物ですが、

このふたつの実には全く正反対の“いのちをつなぐ知恵”があります。

それを、実際に実験や目で見て調べます。



カラスムギ(イネ科)の実験です。

地面に落ちたカラスムギの種子に雨つぶがあたるとどうなるのかな?

スポイトで水をたらしてゆっくり動きだしたカラスムギを

「動いた!動いたよ!!」と指をさして教えてくれます。



もみじの種子の工夫は模型をつくって学びます。

まずは、本物のモミジの種子をじっくりかんさつ。

それから、自分たちで折り紙を使って模型を作ります。



自分で工夫して作ったモミジの種子の模型をとばしてみます。

「あ、回った!回った!!」

クルクル回りながら、あちこちに落ちていきます。

さまざまな植物で遊び学んで、植物の不思議に触れた子どもたちは、

自然に対する見方が変わり、興味が深まったようです。



                             〜つづく〜
                          (ちと&あっちゃん 記)


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