11月4日(日)、はざにかけて、充分に乾燥したイネを脱こくしていきます。
週明けから天気があまり良くなくなるとのことだったので
せっかく天日干しで乾燥したイネが湿気ないように
天気の良いうちに脱こくをします。
▲和地さんがはざかけにしてくれています。
(写真は「ハックルベリーの秋休み」の時のものです)
丸太の“はざ”(※)はもう何十年も使われていて風格さえ感じます。
※はざ:地域によっては様々な呼び名があり、
地元では“はって”と言います。
農家の和地さんに教えていただきながらイネを脱こくしていきます。
バリバリと音をたてる脱穀機に圧倒されながらも作業を進めます。
脱穀機にかけられたイネの穂はあっという間に
籾と稲ワラに分けられていきます。
袋には脱こくされた籾がどんどんたまっていきます。
下に落ちた小さな稲穂も集めて、一粒残らず機械にかけていきます。
機械の隅に貯まったわずかな籾も一粒一粒丁寧に集めて袋に入れていきます。
そんな和地さんの姿からは
お米作りに対する優しくて真剣な気持ちが伝わってきます。
籾ガラを手でむいてみると黒米の文字通り黒いお米が姿を現しました。
黒色のアントシアニン系の色素を主に含んでいるのはお米を包む皮だけなので
爪で削ってみると白く透き通ったお米が顔を出します。
だから黒米は精米しないで玄米のまま食べるのですね。
脱こくが終わったあと周りをきれいに掃除して稲ワラをまとめます。
この稲ワラは前回お世話になった牛を飼っている農家の方に
差し上げる予定です。
稲クズは堆肥にして校舎裏の畑で使う予定です。
次は、籾すりです。
〜つづく〜
(あっちゃん 記)