森の学校農園  畑起こし・草刈り

午前に田植えを終えて、

午後は校舎裏の森の学校農園で、

畑起こしとその周りの草刈りです。




アーチのようになったササの間を抜けると、

ポッカリと畑が現れます。



その畑に、和地さん耕うん機と共にドドドド・・・・と登場です。


 

今回は、機械のチカラをかりて耕運します。

土が表面にあらわれると、それまで草の香りが充満していた畑に

一気に土の香りが広がります。

※耕うん機の油のにおいもします・・・


和地さんの華麗なる耕うん機さばきで、

畑が
みるみるうちに耕されていきます。

この耕うん機、コツとチカラがいるんですよね。


植え付けは来月なので、草もそのまま埋め込んで

栄養にしていきます。


土の中の微生物さんたち、よろしくお願いします!



 

こちらは草刈り部隊です。

畑の周りに繁茂したササやクズを、ザクザク刈っていきます。


こういう、単純作業って、

なぜだが夢中になり、無言になっちゃうんですよね。




ジワ〜と額に汗が流れます。

午後の日差しで、みんな汗だくです。


辺りが開けたので前の方へ進んでみると、

畑の向こうの田んぼが見えます。

学校のまわりの風景は、どこもほんとうに癒されますね。



写真の手前に写っているのが、ササとクズです。

なかなかしっかりと茂っています…。

 

これから、植物が元気になる時期なので

こまめな草刈りが必要ですね。

求む、里山の手入れ部隊です。


6月には、耕した畑にサツマイモを植えます。

ご興味のある方は是非ご一緒に!



                 〜おわり〜
               (あっちゃん 記)
          


森の学校農園 田植え−森の音楽堂−

 5月3日、待ちに待った田植えです。
 

気持ちいい五月晴れ。まさに田植え日和のお天気になりました。



支度を整えて田んぼに出発です!


 

谷津田へと続く森のトンネルを、目を瞑って進みます。


トンネルを抜けると…




突然、目の前に谷津田の風景が広がります。

この先には、もう人家はありません。

生きものたちが主役の場所です。

 

 

森の学校の田んぼに到着!

農家の和地さんに植え方を教えていただきます。


 

これから植えていくイネの苗です。



根っこの方を見てみると見慣れたお米が付いています。

お米は、種だったんですね!!



 

和地さんが、田んぼの泥の上にひいてくださった線をガイドに

さぁ、田植え開始です!!

苗を4、5本取って、浮いてこないようにしっかりと植えていきます。

 

一定の間隔で真っ直ぐ植えるのは想像以上に難しいものです。




まわりでカエルがスイスイ泳いでいます。

それまで、田植えに夢中になっていましたが、

ふと、耳を澄ましてみると、

すぐ近くから、カエルの鳴き声が聞こえてきます。

沢を流れる水の音、鳥のさえずり、棚田を吹き抜ける風の音

木の葉がさらさらとすれあっています。


それが、谷津田の上からも下からも・・・

近くからも、遠くからも・・・

驚くほどの立体音響です。



 

森の学校の農園の谷津田(棚田)は、

まさに森の音楽堂です。


手を休め、顔を上へあげると、

田んぼを吹き抜ける風が頬にあたり心地よく、

自然と穏やかな気持ちになります。


 


顔を下に向けると、

水面には青空が映り込んでいて、

まるで空に苗を植えているみたいな気分です。


 

ひと通り植え終わった後は、

倒れてしまっている苗をなおしたり、苗の間隔を調整します。


 

今後、谷津田の風景がどのように変わっていくのでしょうか。


今日植えた苗がすくすくと元気に育つことを願っています。


                
                〜おわり〜
              (あっちゃん 記)


田植えの準備 その2(代かき)

今日は田植えの準備・田起しに続いて、代(しろ)かきをします。



水が入ると、一気に田んぼらしくなりますね。

豊かな森の恵みを受けて、ミジンコなど沢山の生きものでいっぱいの

田んぼになります。



代(しろ)かきで、田んぼの泥をかき混ぜた後、

田んぼの土を均等にならします。

森の学校農園をお世話してくださっている地元農家の和地さんが

昔からの道具をつかって、とてもていねいに

棚田1枚1枚の、田んぼの土をならしていきます。

これには、技術がいるのですが、見事に仕上げていきます。



私たちは、田んぼ脇の沢の草刈りを担当します。



これから収穫の秋まで、美しいルリビタキなど様々な鳥や

虫たちがこの沢にやってきます。

その沢に覆いかぶさったササやクズなどを取り除きます。


田んぼのそばでは、かわいい春の花が咲いてます。



タチツボスミレです。



カキドオシの花も咲いてます。

シソ科の植物なので、葉っぱをもんでみると、シソの葉に似た

爽やかな香りがします。




午後からは、校庭の草刈りです。



草むらの中から、発見!!見事な身の隠し様です!

 

ニホンアオガエルです!!

周りの色に体の色を合わせているようです。


棚田の一番上にある温水田で、

たくさんのカエルの卵とオタマジャクシを見つけたので、

田植えをするときには、いろいろなカエルたちにも出会えるかな!?

とても楽しみです!


                                〜おわり〜
                               (ちと 記)
                              


田植えの準備 その1(田起し)

ご報告が遅くなりましたが、4月になかがわ校で田植えの準備です。

今年の田植えがはじまるという、ワクワク感と

今年はどんなお米ができるかなという、ドキドキ感が

入り混じります。





ほんわか春色の里山です。

里山の生きものたちの活動も開始しますね。




昨年の稲刈りの後、

イノシシが棚田の土手を掘り返して崩してしまいました。

土手のカタチがすっかりなくなってしまったので、今年、田んぼを作り直しました。

その新しく整備した田んぼの石拾いです。



石を拾っていると・・・・

山桜の花びらも落ちています。



せせらぎの音に、カエル、ウグイスの鳴き声も聞こえてきます。



春風の中の作業はとっても気持ち良かったです。



カエルの卵を発見!!



この田んぼを開墾するとき、

棚田の一番上に、田んぼに入る冷たい沢の水を、

太陽で温める為の温水田をつくりました。


その温水田は、今では、”生き物いっぱいの池”になっていて、

今の季節は、オタマジャクシがいっぱい!



元気に育っているみたいです。



今年も里山の恵みたっぷりの田んぼができそうです!


                                〜つづく〜
                               (ちと 記)


森の学校農園 (イノシシが棚田の土手を・・・)

里山にある森の学校農園は、

自然の中で、さまざまな生き物といっしょに、作物を育てています。

そのなかで、なかなか仲良くできない生き物が・・・

イノシシです。


昨年、稲刈りの後に、

棚田の土手の土が、ボコボコと掘り返されてしまって。

それがもう、至るところ。

土手の原型がなくなるほどに。


最初、見たときは、あまりにもカタチが変わってて、

何が起こったのか、にわかには理解できなくて、ビックリしました。


イノシシもエサを探すのに、一生懸命だったのでしょうね

※写真を撮っていなかったのが残念・・・


これでは田んぼに水をはれないし、

お米がつくれません。


それで、今年、田んぼを整備して、

土手も作り直して、新しい柵も作りました。




イノシシさん、お願いだから、もう田んぼの土は掘り返さないでね

(田植えをした後は、電柵で、お米を守ります)

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