道端に咲く春の花たち

最寄りの駅から事務局に行く途中に通る橋が
「千代橋(せんだいばし)」です。
橋の下は、今では川ではなく高速道路が走っています。
 
この石造りの橋のとても小さい隙間に「ハルジオン(春紫菀)」が咲いています。

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「ヒメジョオン(姫女菀)」と似ていますが、ハルジオンの蕾は下を向いています。
茎や葉の付き方など、その他にも違いがあります。

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花のカタチがタンポポにも似た「ノゲシ」や、「カタバミ」の花も咲いています。
 
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これからしばらくは、道端のあちことに春を感じ、
道を歩くのが楽しい季節になります。

ツツジの花も咲きました。

いつも通る道端にツツジの花が咲き始めています。
 
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蜜を集めにやってくる虫に
「私の蜜はここにありますよ!」
と教えるサインがあります。
 
「蜜標」と呼ばれていますが、
ツツジの花はそれがとても分かりやすいのです。
 
ツツジの花をよく見てみると、花弁に模様があるのが分かります。
この模様がそうです。

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赤いツツジでは、濃い斑点のようなもの
白いツツジでは、赤い斑点でよく目立ちます。

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蜜は花の中心ではなくて
この斑点がある花弁の内側に蓄えられているようです。

そして、虫たちに「蜜はここですよ!」と教えて
花粉を運んでもらっているのです。


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お目覚めですか (カタツムリ(蝸牛))

ここ数年、毎年この時季になると見かけます。
わたしたちは「カタツムリ(蝸牛)」「デンデンムシ」などと呼んで親しんでいます。

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冬の間は、枯れ草などの中で冬眠しているようです。
その頃は、薄い透明のセロファンのような膜でフタをしています。
水などが入らないようにしているようです。
 
一匹目は、アジサイの葉の上にいました。

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しばらく見ていると、頭を出してきました。


二匹目は、ツワブキの葉の上にいました。

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大きな触角の先には目があります。
(判別できるのは、明るさ程度のようです)
その下には、味やにおいを判別できる小さな触角があります

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これは腹足と呼ばれる筋肉でできた足です。

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この腹足を波打たせながら、時速5mぐらいで進みます。
結構早いですね。
 

カタツムリの殻がいつも綺麗なのは、
殻の表面に無数の小さな凹凸があるためです。
ゴミや汚れがついても、雨などでかんたんに流れ落ちます。

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このカタツムリの仕組みは、
汚れない壁として建物の外壁などに利用されています。

タンポポの背比べ

タンポポの花が一面に咲き始めています。

 
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上から見ると、花や綿毛の背の高さはわかりにくいのですが
 

姿勢を低くして横から見てみると
 

綿毛になっているものや、花や蕾などで背丈が違っているのがよくわかります。   

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まず、低いのは蕾です。

花になると少し高くなり、虫たちに目立つように背伸びをします。

そして、最も背が高くなるのは、綿毛の時です。
少しでも遠くへ種を飛ばしたいからです。  

 

   
雨の日は、こうして花を閉じています。 
 

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綿毛になろうとするものも、雨が止むまで一休みです。 

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伊豆の川とイタドリ

伊豆の山里にも春がやってきました。

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伊東に暮らしている友人と一緒に
狩野川支流の上流部を歩きました。


大きな岩の間を水が勢いよく流れています。
先日の雨の為に水量も増えているようです。
 
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これは、クロマダラカゲロウのようです。

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こんなマダラカゲロウの仲間のフライ(疑似餌)を流すと
水面を割ってアナゴが姿を現しました。



渓流の女王と呼ばれるように
本当に美しい魚体です。(急いで水に戻しました)
 

川からあがり道を歩いていたら、“イタドリ”を見つけました。

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イタドリの茎で“水車”と、”笛“を作ってみました。
 
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イタドリの笛は良い音が鳴ります。
この笛は、長さの異なるイタドリ5〜6本を
並べてつなぐと、“パンパイプ”のようになります。
音階を調整すると、メロディーも演奏できます。
 
イタドリは、夏には小さな白い花をいっぱいつけて
沢山の虫たちが集まってきます。
 
冬になると、アリたちが、この枯れた茎の中を、
冬眠用の部屋として利用します。

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