ふくるる森のようちえん
今日のテーマは「いのちの根っこ」です。
少しずつ芽が膨らんできたサクラの木の下を走り回って遊んだ後
みんなで草の様子を観察しました。
開いた葉っぱが地面にペタッとくっついています。
陽当たりの良い場所に行くにしたがって
どんどん葉っぱが起き上がっているのに気がつきました。
〜どうしてかな?
みんなで考えます。
それから、斜面の草の根を優しく掘り下げていくと、
いろんな根っこが出てきました。
髪の毛のような細かな根がたくさんあるもの
ゴボウみたいな太い根のものなど様々です。
〜地面の下の根っこは、どんな形をしているのかな?
興味津々です。
根を切らないように掘りあげようと
お母さんと一緒に、慎重&真剣です。
先に進むにつれて、だんだん、陽当たりが良くなっていきます。
ぽかぽか太陽気持ちいいね〜
行く手に、樹々が途切れ、
そこに陽の光がさんさんと降り注いでいるのが見えます。
先を進んでいた子どもが、大きく手を挙げて何かさけびながら
走って戻ってきました。
「お花畑だよ! お花畑だよ!」
丘一面が、ヒメオドリコソウのお花畑になっていました。
子どもたちは、走ったり、踊ったり、転がったり・・・
お花畑に、春をみつけて
大騒ぎです
小さな畑にも行きました。
ふかふかの土は、スコップを入れると、
すぅーと、根っこが持ち上がります。
子どもたちは、根っこの宝さがしに夢中になって
びっくりするほどの集中力です。
畑の栄養をたっぷり吸収して、
横綱級に立派に育っている草も。
これは、地面の奥深くまで根っこがのびていて
大きなシャベルで掘りあげました。
それから、野菜のかんさつもしました。
「おいしい根っこもあるんだよ」
「な〜んだ」
自分が掘った
”お気に入り根っこ”をじっくりと観察します。
それから、「いのちの根っこ」の絵を描きます。
根っこのまわりには、
固い土、柔らかい土・・・いろいろな土があったね
土の中に、さらに土の塊もあったね
今日のポカポカ青空を描いたり
根っこ探しをしている自分を物語のように描いたり・・・
そうして、「いのちの根っこ」の絵の完成です。
今日は、根っこの大切な2つの働きを学びました。
土の中の水や栄養を吸収すること
自分の体(葉っぱや茎など)をしっかりと支えること。
この2つは、植物の命に関わる大切な役割ですね。
「いのちの根っこ」です
これをきっかけに、
いつか、目に見えないもの(ところ)に、大切な役割があることに気づいて、
目に見えていないものへ、思いをはせてくれると嬉しいですね